母子健康手帳の歴史
妊娠の届出と共に受け取れる母子健康手帳。
妊娠~出産、幼児までの健康管理記録として使用され、また提示すれば各サービスを受けることができるという、妊婦とその家族にとって貴重なものですが、
この母子健康手帳の歴史って、ご存知ですか?
母子健康手帳が最初に日本に登場したのは1942年、第二次世界大戦の頃。当時は「妊産婦手帳」と呼ばれていました。
戦争当時、様々なものが配給制だった折、この手帳を見せれば米、出産用脱脂綿、腹帯用さらし綿、砂糖など、妊婦に必要な物の配給をうけることができました。
出産後に「出産申告書」を提示するとミルクの配給も受けることができるようになり、この制度の利用者が増え、軌道に乗っていったようです。
そして戦後1947年~1948年、児童福祉法が設立されるに伴って、妊娠~出産までしか記録されなかった「妊産婦手帳」が、そこから小児まで延長された「母子手帳」に変わりました。
それから19年後、1965年に母子保健法が成立され、「母子健康手帳」となります。
さらに1976年に母子健康手帳は全面改正がなされて、医学的な面だけでなく、母子の健康記録を重視した妊婦の記録欄が加えられ、今のような形になったという訳です。
そして1991年、母子健康法の改正に伴い、母子健康手帳の交付事務は市町村に委譲されました。
それで今でも妊娠の届出を自分の住民票のある市役所で行い、母子健康手帳を受け取ることができ、母子健康管理や各サービスを受けることができるのです。
